大阪桐蔭(北大阪)が史上初、2度目の春夏連覇を果たした。

 主将として、スター軍団を束ねてきた中川卓也内野手(3年)は「去年悔しい思いをしてから新チームが始まって、優勝できた。うれしく思う」と優勝メダルを握りしめながら笑顔で話した。また、優勝への原動力として、新チーム発足後の、昨秋の明治神宮野球大会準決勝で敗退したことを挙げた。「秋に負けて、チーム全体の気持ちが変わっていった。みんなが『チームのために』と思うようになりました」。さまざまな悔しさを糧に、深紅の大優勝旗にたどり着いた。