履正社(大阪1位)が南部(和歌山3位)を7回コールドで破り、2年ぶりのセンバツに前進した。1-2の3回、池田凜内野手(1年)の3ラン、井上広大(こうた)外野手(2年)の満塁弾と2アーチなどで9点を奪取。大阪優勝校の打力で、相手を圧倒した。

3安打4打点の井上は、この日が高校23号弾。「今まで一度引いてから上げていた左足を、すぐに上げるように変えてみました。飛距離を出したいと思ったので」という工夫の1本は、ほっともっとフィールド神戸の左翼スタンド中段まで届く豪快なアーチに。先輩のヤクルト山田哲にあこがれる主砲が、存在感を見せた。