新潟県高校野球連盟は全国に先駆けて球数制限を導入する。22日、来年の春季県大会で投手の球数制限を導入することを発表した。この日、新潟市の朱鷺メッセで開催された「NIIGATA野球サミット2018」で、杵鞭(きねむち)義孝・県高野連専務理事(51)が明らかにした。全国の高野連が管轄する公式戦では初の取り組みになる。

日本高野連・竹中雅彦事務局長は、新潟県高野連の球数制限導入に「初耳です。新潟県高野連が思い切ってやるということでしょうが、想定外でした。春の大会は各県の高野連に裁量が任されているので。日本高野連としても、タイブレークを導入して、次は球数や回数制限について、今後議論が必要だと思っています」と話した。甲子園では、今年のセンバツからタイブレーク制を導入。この時、同事務局長は「タイブレークの導入まで3年かかった。投球制限の導入はそれ以上に難しい問題だ。ファウルで粘れば、投手をつぶせる。あるとすれば、球数よりも回数だろう」という見解を示していた。