高校野球岩手大会の抽選会が26日、66チーム(71校)が参加して行われ、剛腕・佐々木朗希投手(3年)を擁する大船渡の初戦(2回戦)の相手は、遠野緑峰(7月15日11時30分試合開始予定、花巻球場)に決まった。

遠野緑峰は昨秋、今春とも花巻地区予選で敗退し、県大会に出場していない。昨夏は3回戦敗退。大船渡は2勝すると春季県大会準優勝の盛岡四と対戦する可能性がある。盛岡大付とは準決勝、花巻東とは決勝まで当たらないブロックに入った。

佐々木は4月に、国内高校生史上最速となる163キロをマーク。すでに日本ハムが今秋ドラフト会議での1位指名を公言するなど、この夏全国で最も注目される存在になりそうだ。悲願の甲子園出場には県大会で6連勝が必要。夏はこの10年間で花巻東が5回、盛岡大付が4回、優勝している。君臨する両雄を突破できるかが注目される。