昨夏北埼玉王者の花咲徳栄が5回コールドで初戦を突破し、5連覇に向けて好発進した。3回までは2点、2点、1点と打線がつながりきらない雰囲気もあったが、4回に9点、5回に18点と爆発し、計26安打で32得点を奪った。

投手陣は5投手の継投で杉戸農打線を1安打無失点に抑えた。

試合後、岩井隆監督(49)は「3巡目くらいに合ってきたらいいんじゃないかと思っていた。相手は人数少ない中、一生懸命やっていたのでこちらも全力でぶつかるということですね」と10人で戦う相手へ尊敬の念を示した。同監督は「夏を経験していないので、マウンドを体感させるということですね」とピッチャーの継投について意図を説明。何点とってもベンチから厳しい声が飛び、指摘し合うなど集中力が途切れなかった。5連覇を目指すチームに油断はない。