最速148キロを誇る近畿屈指の右腕、社の藤本竜輝投手(3年)が春の準Vチームを相手に完封勝利を決めた。

「初回に力を入れて、それからは8割で投げようと思っていました」

須磨翔風の北村聡汰投手(3年)と7回終了まで無失点の投げ合い。8回裏に味方打線が2点を先制すると、被安打3、9奪三振で試合を終わらせた。

準々決勝進出を決め、悲願の夏初甲子園まで残り3勝。「先を見ずに1戦1戦を戦っていきたい。甲子園出場を通過点として、目の前の1試合1試合に集中していきたい」と力を込めた。

大先輩の阪神ドラフト1位近本は球宴第2戦でサイクル安打を達成し、21日ヤクルト戦でも逆転3ランを決めるなど好調。藤本は「ツイッターで(動画が)回ってきて見ました。いい刺激になっています」と感謝した。