尾道が尾道商との接戦を制し、初めて決勝に進んだ。ここまでチーム5試合のうち初戦は8回を投げ、3試合で完投してきたエース井上愛斗(まなと=3年)が、4安打2失点で完投。

前日の試合後は背中に張りが出たが「トレーナーが、しっかり投げられるようにしてくださいました」と周囲の支えに力投で応えた。北須賀俊彰監督(50)にとって、決勝は母校・広島商との顔合わせになる。「この2年、井上がずっと大黒柱でしたから」とエースを信じ、決戦のマウンドに送り出す。