自称「日本一、失礼な応援団」が甲子園のアルプスデビューを飾った。
吹奏楽部を持たない誉(愛知)のアルプスに今春センバツVの東邦と、小牧工の両マーチングバンド部が友情応援で駆けつけた。
小牧市の高校から初の甲子園出場となった誉。同市にある小牧工マーチングバンド部は、誉の矢幡真也監督(46)と縁があった。今年4月、同部が誉の体育館を借りて活動した際、矢幡監督から「いつも見てるよ」と声をかけられた。指揮官は普段から地元のイベントなどで活動している同部の存在を知っていたという。その後、誉の甲子園出場が決まった際に矢幡監督から「ちょっとお願いがある」とアルプス応援を頼まれ、今回の参加が実現した。
演奏スタイルもひときわ、目を引いた。工業高校らしく、黄色いヘルメットに長袖の作業着姿で楽器を鳴らした。部員の1人は「野球応援はしたことがないので、甲子園が初めての野球応援。日本一、失礼な応援団です」。自虐で苦笑いを浮かべながらも、楽しそうに応援歌を響かせた。
東邦マーチングバンド部と一緒に、誉の背中を押した。東邦応援の代名詞「戦闘開始~SHOWTIME」を誉バージョンにアレンジ。アルプス大合唱の「We are HOMARE!」は圧巻だった。市を上げての応援は、ツアーが組まれるほど。地元から2500人超の大応援団がアルプスを埋め尽くした。音を重ねた東邦と小牧工の応援に矢幡監督は「心強かった」と、感謝の気持ちを伝えた。【柏原誠】

