来春センバツを目指す70チーム(82校)の戦いが13日、始まった。

巻は先発の村井孝輔投手(2年)が7回1失点と好投し、新発田商を7-3で下した。14日は試合がなく、2回戦は15、16日に行われる。

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打者によって上手投げと横手投げを使い分ける巻の先発村井が新発田商打線を苦しめた。2、3回以外の毎回で走者を背負うも「我慢、我慢と言い聞かせた」。カットボールを勝負球に要所を締め、7回を1失点。8回からは主戦中川智弥(2年)につないだ。

本来の投げ方はオーバースローだが「右打者との対戦に効果的」と昨秋からサイドスローを併用。この日も右打者が7人並ぶ相手打線を惑わせた。打者としても2打点を挙げ、投打に勝負強さを発揮。次戦のシード校・新潟西戦(15日)に向けては「最少失点に抑えて流れを持ち込みたい」。