北海道高野連理事会が22日、札幌市内で開催され、20年度の道大会日程が承認された。今年まで北→南の順で開幕していた夏の南北北海道大会は、東京オリンピック(五輪)マラソン、競歩の札幌開催により、札幌円山で行う南大会を7月16~22日と先行させ、旭川スタルヒンでの北大会を19~25日に実施する。

マラソン、競歩の日程は正式決定しておらず、札幌円山球場に隣接する同陸上競技場が、練習会場となる可能性もある。道高野連の横山泰之専務理事(45)は「今の段階では五輪の日程が決まらないと動けない。不測の事態に備えいろいろな選択肢を考えておきたい」と、日程を前倒ししても札幌円山開催が困難な場合は、札幌以外の別球場に変更することも、検討する。

今回の理事会では、来春センバツ一般枠の推薦校として、全道大会優勝の白樺学園含め、8強以上のチームから5校を選抜。また、来年度の春季全道大会から少年団引率指導者の入場無料化(小中学生はすでに無料)、秋季全道大会では札幌円山、麻生2会場の試合消化をそろえるため、開会式を公式練習日に前倒しすることも承認された。