桐生第一(群馬)は、大会屈指の151キロ右腕・中森、強打者・来田を擁する強敵・明石商との対戦が決まった。

3年生の選手たちは相手が決まった瞬間「おおーっ」と歓声を上げた。不動の4番を務める広瀬智也主将(3年)は中森との対決について「力対力じゃ敵わないかもしれない。その中でも自分で工夫して、普段はしない、バットを短く持つなどして、コンパクトなスイングで向かっていきたい」と意気込んだ。

今泉壮介監督(40)は中森を「甲子園に出てくる選手の中でも抜けてる存在」と評した。その上で「何とか打てる術を見つけていく。真っ向勝負なのか、いろんな作戦を使っていくのか。残された期間でじっくり考えていきたい」と剛腕攻略に意欲を見せた。