京都大会開幕となったこの日は、わかさスタジアム京都、太陽が丘球場の2カ所が中止となった。それぞれのカードが翌日に延期となった。

わかさスタジアム京都の第1試合で初戦を迎えるはずだった京都国際の今秋ドラフト候補コンビ早(はや)真之介外野手(3年)と釣寿生(つり・じゅい)捕手(3年)は、12日へ気持ちを切り替えた。

室内で準備をしていたが、雨の勢いは収まらず中止が決まった。早は「中止になったけど、集中力を切らさないようにしたい。調整の時間が増えた。今から戻って練習します」と話した。広角に打てる左の巧打者は8日の東山との練習試合で高校通算28本目となる本塁打を放った。同じAブロックには龍谷大平安もいて、お互い勝ち上がれば8強止まりの今大会で8強を決めるブロック決勝で激突する。「最後は龍谷大平安に勝って終わりたい」と力強く誓った。

釣は高校通算25本塁打を誇る右の大型スラッガー。「打撃の調子は上がっている」と自信を見せた。さらに「捕手として肩が売りなので、盗塁を仕掛けられたら必ず刺したい」と二塁送球タイム1秒9の強肩も披露するつもりだ。

2人とも高卒からのプロ入りを目指している。独自大会で大暴れして、存在感を示す。