8月に甲子園で開催される「2020年甲子園高校野球交流試合」の実行委員会が29日、大阪市内の日本高野連で開かれた。

教員や生徒に新型コロナウイルスの感染が確認された県岐阜商と花咲徳栄(埼玉)は予定通り出場することを確認。両校からはこまめに報告を受けており、野球部員、指導者に濃厚接触者はいない。参加できない学校が出た場合、各校試合日の3日前までは今春のセンバツ補欠校を候補順に招待。同2日前または前日は、移動距離などを考慮して実行委員会で決定する。

開会式は8月10日午前9時15分から行い、第1試合で対戦する大分商と花咲徳栄(埼玉)の主将が選手宣誓を行う。小倉好正事務局長(62)は「主将、チームの思いを両校で宣誓の言葉に入れて発信していただければ」と話した。大型スクリーンには32校の写真を映し全校が開会式に参加するイメージを再現する。

大会は無観客が原則だが、野球部員、指導者の保護者、家族はそれぞれ1人につき5人まで入場を認める。NPBスカウトは1球団2人まで、大学や社会人、独立リーグは1チーム1人まで入場できる。