中越2番・酒井龍聖三塁手(3年)が勝利を決定づけた。4回裏。同点とし、なお2死満塁で打席に立つと4球目を力強く右方向にたたいた。

「打った瞬間、長打を確信した」。右翼線を破った一打は走者一掃の勝ち越し三塁打。昨秋県大会・準々決勝の加茂暁星戦(8●9)では好機で2三振。その悔しさから1週間600回の素振りを自らに課してきた。「チャンスで打ててうれしい。中越で頑張ってきて良かった」。