静岡のエース高須大雅(2年)が、チームを準決勝に導いた。

練習試合も含めて自身最長となる8回を投げ、4安打1失点と好投した。190センチの長身から投げ下ろす角度ある直球を武器に、11奪三振。27年ぶりの県切符獲得で勢いに乗る焼津中央打線に、反撃を許さなかった。「1失点に抑えられたことが良かった。接戦になるこの先のことを考えても良い経験になった」と、冷静に振り返った。

18日に行われた島田樟誠との2回戦では、5回参考ながら「完全試合」を達成。この日も、プロ野球・巨人のスカウトが視察に訪れる中、5回まで無安打投球を続けた。それでも、名門のエースに満足感はない。相手4番に2四球を与えたことに触れ、「四球は少なければ少ない方がいい。意識しないといけない」ときっぱり。静清と対する準決勝に向け、反省も忘れなかった。