元阪神関本賢太郎氏(42)の長男で、プロ志望届を提出していた履正社・関本勇輔捕手(3年)は指名されなかった。

父は96年ドラフト2位で天理からプロ入り。同じ高卒プロ入りを目指していた。阪神、巨人から調査書は届いていたが、今回のドラフトで名前が呼ばれることはなかった。

今秋ドラフトで3人が指名された同校の岡田龍生監督は「なんとか4人とも行かせて欲しかったんですが、こればかりはシビアな世界なので」と厳しい表情。

それでも関本に向けて「これで夢を絶たれたわけではない。大学で4年間力をつけて評価してもらってプロに行けるように努力してほしいと伝えました」と将来のプロ入りを願った。

岡田監督によれば、関本は大学進学を希望している。

 

◆関本勇輔(せきもと・ゆうすけ)2002年(平14)9月28日、兵庫・西宮市出身。夙川(しゅくがわ)小1年時に軟式野球を始め、中学では兵庫西宮ボーイズに所属。履正社では2年春からベンチ入り、秋から正捕手。高校通算本塁打は25本。178センチ、85キロ。右投げ右打ち。