ソフトバンクから1位指名された花咲徳栄・井上朋也内野手(17)が27日、加須市内の同校で指名あいさつを受けた。

永井智浩編成育成本部長兼スカウト育成部長から帽子をかぶせてもらうと「小さい頃から憧れだったプロ野球選手の帽子をかぶらせてもらって、少しずつ実感がわいてきました」。王球団会長と工藤監督のサインボールを手にすると「すごいなの一言でした」とあどけない表情で笑った。

指名から一夜明け、家族や友人から祝福のメッセージが殺到し、返信をしきれていない状況。普段から連絡を取り合う2学年上のOB、日本ハム野村からも「すげえな」と連絡が入り、電話で会話をした。高校通算50本塁打のスラッガーは「いつか同じ舞台で戦えたら。そこを目指して頑張りたいです」と夢を膨らませた。

永井編成育成本部長兼スカウト育成部長からは「打つことと、守ることと、走ることと、どのことにおいてもレベルが高い。若かりし頃の松田(宣浩)選手とダブる。バランスの良さがあって打球の飛距離もある。大砲のチームの中心的な存在になっていってほしい」と大きな期待を寄せられている。「熱男」と同じ右投げ右打ちの三塁手。3割30本をコンスタントに打つ打者を目指し、福岡の街を熱くする。