第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に初出場する三島南(静岡)の持山育央校長と同野球部・稲木恵介監督ら計6人が15日、三島市役所を訪れ、豊岡武士市長にセンバツ出場を報告した。伊藤侍玄(じげん)主将(2年)が「新型コロナで暗くなった地域を、元気のあるプレーで盛り上げたい」と決意表明をすると、豊岡市長から「甲子園で大いに暴れ回ってくれることを期待します」と激励を受けた。

三島市出身の前田銀治外野手、小堂湧貴内野手、馬渕元希内野手(いずれも2年)も同行。馬渕は「この三島で生まれ育ったので、胸に大きく『MISHIMA』と入ったユニホームを着て甲子園でプレーできることを誇りに思いたい」と話した。

21日には、センバツ出場決定後初となる、小学生向け(先着30人限定)の野球体験会を開く予定。前田は「最近は練習量が多かったので、リフレッシュできるように子どもたちと一緒に楽しみたい」と、胸を躍らせていた。【河合萌彦】