光明相模原が、13安打で8得点を挙げ、16強入りを決めた。

先発した背番号1の野村昇吾投手(2年)は、雨でグラウンド状況も悪くなる中、走者を背負いながら粘りの投球。被安打7の11奪三振、1失点の161球で完投した。芝崎広之監督は「(今日は)野村にかけていました。2年生ですが、中学での全国大会の経験もあって場数を踏んでいる。これで一皮むけたかなと思います」と話した。

4-1で迎えた3回は、先頭の3番金子功児主将(3年)が直球をとらえて右翼スタンドへ、公式戦では初となるソロ本塁打を放った。「完璧でした。センター方向に低い打球を意識していたら、たまたまホームランになりました」と笑顔で喜んだ。

4回以降は雨が強く降った時間帯もあったが、金子はベンチで「中止になるまで、気を抜かないでやろう」とチームメートに声をかけていた。今年のテーマは「躍動感」。塁に出れば、サインプレーを積極的に仕掛けていく。「優勝を目指して、一戦必勝で頑張っていきます」と意気込んでいた。