大阪桐蔭が圧倒的な力を示し、18年以来、3年ぶり12度目の春の県大会優勝を果たした。

1回に打者9人で5点の猛打を浴びせ、2回も攻め手を緩めない。1点を追加し、なおも無死一、三塁。4番の花田旭外野手(3年)が内角低め速球を巧みにさばき、左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。この回も5得点。さらに3回も1点を刻み、4回も2点を積み上げた。

同校は3月のセンバツで智弁学園(奈良)に敗れ、初の春初戦敗退の屈辱を味わっていた。前日15日、準決勝の関大北陽戦に14安打12得点で6回コールド勝ち後、西谷浩一監督(51)は「初戦敗退しているチームが言う言葉じゃないですけど本気で夏、日本一になろうということで、毎日練習しています。技術の中に精神力も入っている。夏は1回も負けられない」と話していた。主将の池田陵真外野手(3年)も「打っているけど、打線のつながりにスキがある。スキをなくせるようにしていきたい」と手綱を締めていた。

この日は機動力も駆使して、大阪戦線では格の違いを見せつけた。22日に滋賀・皇子山で開幕する春季近畿大会出場が決定。煮え湯を飲まされていた常勝軍団が、夏の逆襲に向けて、スキのない戦いを追求する。