春夏連続の甲子園出場を目指すセンバツ8強の福岡大大濠が9ー0の7回コールドで玄洋を下し、会心のスタートを切った。

投げては、昨秋の九州大会決勝以来の先発となった背番号11の最速131キロ左腕・森本光紀投手(2年)が5回1安打無失点と試合をつくり、2投手で無失点リレー。

打っては、1回の先制パンチから波に乗った。1死二塁から4番・松尾光気外野手(3年)の左前タイムリーで先制し、ダブルスチールをからめるなど一挙3得点。その後も好機を逃さず得点を重ね、7安打9得点で圧倒した。

それでも、八木啓伸監督(43)は「久しぶりの試合で2年ぶりの夏とあって、自分たちの思い描いた試合展開にならなかった。実戦感覚がまだ仕上がっていない」と、さらなる高みへ満足はしていなかった。