ノーシードで出陣した早実の初戦は1回表終了後に雨のため中断、そのままノーゲーム、順延となった。

日本ハム清宮幸太郎選手の弟、主将を任される福太郎外野手(3年)は大成戦に3番に入って初登場した。1点を奪ったあと、なおも続く無死二塁で左翼線に転がるゴロの二塁打を放った。チームは主将の強烈な一打に勢いづき、この回打者9人を送って6安打4点を奪った。

その裏、守りについたところで雨が強くなり、中断。45分間待機したが、グラウンドには水が浮き、雷もなって、順延が決まった。福太郎外野手には最後の夏、最初の打席で放った二塁打は幻になってしまった。