全国高校野球選手権と全国高校女子硬式野球選手権で、“男女同日開催プラン”が検討されていることが13日、分かった。

史上初めて甲子園で決勝を行う女子は、全国高校野球選手権の休養日となる24日に決勝の神戸弘陵(兵庫)-高知中央を予定している。だが、全国高校野球選手権は台風や長雨の影響ですでに3日間順延している上、今後も悪天候が予想される。さらに中止順延が続いた場合、全国高校野球選手権の準決勝2試合と女子の決勝を同日に行う1日3試合案が浮上し、検討に入った。

高校球界関係者が「関係各所で調整しているところです」と明かす。雨の影響で女子も当初の22日から大会日程がずれ込んでいることに加え、神戸弘陵と高知中央の両校が26日から愛知・瀬戸市で開催される全国高校女子硬式野球ユース大会の出場を控える。そのため、同校が夏の甲子園期間中に甲子園でプレーできる猶予は、13日時点で残り2日間になっている。

全国高校女子硬式野球選手権は今夏が25回目で、過去最多の40校が出場。7月24日に兵庫・丹波市内で開幕し、2校が甲子園でのプレーを目指して勝ち上がってきた。想定外の荒天が、白球の夢を追う女子生徒たちにも影響を及ぼしており、今後の日程編成が注目される。