専大松戸・持丸修一監督が18年ぶりの甲子園勝利を挙げた。白星は藤代監督時代の03年春、美馬学(現ロッテ)を擁し駒大苫小牧に勝って以来。専大松戸では初勝利となり、竜ケ崎一を含めて3校を甲子園勝利に導いた。甲子園で3校以上を勝利に導いたのは、4校で勝った蒲原弘幸監督をはじめ戦後4人目となった。

教え子のプロ野球現役投手は美馬のほか、専大松戸から上沢直之(日本ハム)高橋礼(ソフトバンク)原嵩、横山陸人(以上ロッテ)の計5人もいる。自らは竜ケ崎一の二塁手として66年夏の甲子園に出場しているが、投手を育てる名伯楽の印象が強い。

今年4月17日で73歳になった。茨城の高校球界では故木内幸男監督の後任として常総学院監督の経験もある。関係が深かった木内監督の甲子園最後の勝利は、常総学院で優勝した03年夏(当時72歳)。甲子園勝利の年齢では木内監督を上回った。【織田健途】