大阪桐蔭が4点のリードを守れず逆転負け。過去の甲子園で同校の逆転負けは6度あるが、1点差が5度、2点差が1度(2点差は13年春の県岐阜商戦)。3点差以上は初めてだ。3点以上リードした試合は過去48勝0敗だった。3イニング連続失点も同校にしては珍しく、西谷監督が指揮した05年以降の67試合では07年春の佐野日大戦に次いで2度目のこと。

大阪勢は18年に大阪桐蔭、19年に履正社が優勝。中止の昨年を挟み3大会連続優勝を逃した。3大会連続Vは愛知が31~33年に中京商の3連覇で記録しているだけだった。10~19年の優勝校は興南、日大三、大阪桐蔭、前橋育英、大阪桐蔭、東海大相模、作新学院、花咲徳栄、大阪桐蔭、履正社。11年の日大三から9大会連続で関東勢か大阪勢が優勝してきたが、今回は混沌(こんとん)としてきた。【織田健途】