学法石川は5回から2番手で登板した二上心明(こあ)投手(2年)が102球の力投も、タイブレークの末に散った。

1点リードの13回1死二、三塁。カウント1-1から投じた内角直球を芯で捉えられ、打球は無情にも左翼手の頭上を越えていった。「決まったと思ったコースに投げきることはできたけど、負けてしまったので悔しい」と力なく振り返った。東北大会へのラスト切符を懸けて、いわき光洋との3位決定戦に臨む。「まだ終わりではない。チーム一丸となって戦っていきたい」と気持ちを切り替えた。