高校野球秋季大会が30日、全国各地で行われた。日大三が、3季連続の甲子園出場を目指した東海大菅生をサヨナラで下し、4強入りを決めた。

決勝打を放ったのは、試合開始時は三塁コーチを務めていた村上太一外野手(2年)。同点で迎えた9回1死三塁、4回の代打出場から7番に入っていた村上は「絶対に甲子園に出るんだ」。その一心で振り抜いた打球は、中前で弾んだ。人生初のサヨナラ打。「ただひたすらに、がむしゃらに振りました。ベンチとスタンドのみんなの笑顔が見えたので、うれしかったです」と笑顔で振り返った。

途中出場ながら、4打数3安打2打点の活躍。小倉全由監督(64)は「ちょっと淡泊なところがあったので」と、直近のプレーを理由に、背番号9の村上をベンチスタートにしていた。しかしながら、元々期待する部分は大きく「長打力もあって、足もある子です。彼が今後スタメンで使えれば、打線で足を使えるようになります。今日で自信になったと思います」と、感慨深げにたたえた。