明秀学園日立が両チーム合わせて30安打の乱打戦を制し、関東大会初優勝を飾った。茨城県勢の優勝は03年以来18年ぶり。明秀学園日立は、20日に開幕する明治神宮大会に関東代表として初出場する。

2点を追う明秀学園日立は2回裏、1四球をはさみ5連打を集めて4点を奪い逆転に成功。再逆転を許した直後の5回裏には、石川ケニー外野手(2年)、猪俣駿太投手(2年)の2本のソロ本塁打で再び同点に追いついた。

7-7で迎えた7回裏、2死二、三塁から伊藤和也捕手(2年)の左中間への2点適時三塁打で試合を決めた。金沢成奉監督(54)は「4年前、決勝に臨んだときは満足感があって負けてしまったが、今日は最後まで貪欲に勝ちに行きました」と言い、初優勝の喜びをかみしめた。