大阪桐蔭の左腕先発、前田悠伍投手(2年)が序盤から近江(滋賀)打線を寄せつけずに、7回2安打11奪三振1失点で降板。川原嗣貴(しき)投手(3年)にバトンを渡した。

最速144キロの速球を投じるなど安定感十分。2回は前日30日準決勝の浦和学院(埼玉)戦でサヨナラ本塁打を放った大橋大翔捕手(3年)から外角143キロ速球で振り遅れの空振り三振を奪った。カーブやチェンジアップを駆使し、小気味よいテンポも光る。3回から4回にかけては3者連続奪三振。5回まで8三振を奪い、失策絡みで1点を失っただけ。盤石のマウンドさばきをみせた。

28日の市和歌山戦では6回1安打12奪三振無失点の快投を演じていた。またも決勝の大舞台で、存在感を示した。