花咲徳栄のエース・金子翔柾投手(3年)が腰痛からの復活登板を果たした。

10-0で迎えた5回裏、4番手としてマウンドへ。本来の力強い直球が戻り、中飛に2三振で3者凡退に仕留めコールドゲームを好救援した。「打たれないことを課題にしていた。しっかり投げ分けられてよかったです」と安心した表情を見せた。

昨秋、関東大会出場も、初戦、東海大相模戦の試合前のブルペンで腰を痛め、本調子でないまま先発マウンドへ。2/3回を投げ被安打4、失点5(自責4)で降板していた。「自分が投げられなくて悔し勝った。チームに申し訳ない」。気持ちを切り替え、体作りから見直し、筋力アップに励んだ。現在は腰も完治。今春は、最速も145キロを記録した。

昨秋以来のマウンドに「もう1度、ここに戻ってきた。(これから)抑えてやろうと感じです」と、最後の夏、エースとしてマウンドに立つ決意を固めた。