山村学園(埼玉2位)が17安打12得点の猛攻で、7回コールド勝ちした。

大砲が力を発揮した。3番の坪井蒼汰内野手(3年)が、3打数3安打2本塁打2死球4打点の大暴れ。これで高校通算は32本となった。

1本目は6-2と4点リードの4回2死、真ん中低めのスライダーを左翼席に。「弾道は少し高かったんですけど、これはもう」と、手応え十分だった。

2本目は7回2死一、二塁。低めの変化球を振り抜くと、打球は左翼ポールに当たった。試合を決定づける3ランとなった。

身長177センチ、体重80キロ。浦和シニア時代は全国優勝も経験している。プロ入りを目指すとするスラッガーは「ゆっくり、『いらっしゃい』と呼び込んでタイミングをとるところを参考にしています」と、西武中村剛也内野手を目標としている。

岡野泰崇監督(45)からは「プロに行くなら関東で打たないとダメだぞ」とハッパをかけられていた。その中でも「プレッシャーにはなりませんでした。『やってやるだけだ』と思って」と、平常心が結果につながった。

岡野監督は「『打てよ』とは言っていたんですが、良く打ちましたよね」と笑顔でたたえた。

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