第104回全国高校野球選手権東・西東京大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が行われた。

夏連覇を狙う東海大菅生は、穎明館-明大中野八王子の勝者と、16日に初戦を迎える。

大事な抽選を託されたのは、エースの鈴木泰成投手(3年)。2年春のセンバツで2試合に先発し、8強入りに貢献したが、昨年12月に右肘を手術。チタン製のスクリューを2本埋め込んだ。リハビリに専念するため、今春の都大会はベンチ入りメンバーからも外れた。

「自分が投げなきゃダメだと言い聞かせて、投げられることを信じてリハビリに励んできた」。今年3月からキャッチボールを再開し、5月のゴールデンウイーク明けに実戦復帰。5月下旬の練習試合では、手術前から4キロアップの最速148キロを計測した。「今は100%に近い状態」と、順調に回復していることを強調した。

チームは昨秋と今春の都大会でともに8強止まり。いずれも日大三に1点差で敗れた。この夏にかける思いは人一倍強い。

「秋と春はチームに貢献できなかったので、夏は自分が日本一へ導きたい」。

復活したエースが、西東京連覇、目標の日本一へと導く。

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