第104回全国高校野球選手権西東京大会(7月9日開幕)に臨む駒大高は、専大付-中大付の勝者と16日に初戦(府中市民球場=午前9時試合開始)を迎える。今春の東京大会で16強。第3シードから夏の甲子園初出場を目指す。

   ◇   ◇   ◇

大根田拓也投手(3年)は、長岡皐樹(いつき)内野手(3年)とテレビ電話をつなぎ、抽選会の様子を眺めていた。対戦相手が専大付-中大付の勝者に決まり、しばらくして「うわー、東都じゃん」と気が付いた。3校はいずれも東都大学リーグに所属する大学の付属校。一発勝負の“戦国東都高校編”に向け、「相手はすでに1試合戦っている状況だが、負けるわけにはいかない」と気合十分だ。

チームの強みは打撃力。16強入りした今春の都大会では、4試合で41得点をたたきだした。1試合平均10・25得点は、同大会で4試合以上戦ったチームの中でトップだった(2位は東海大菅生の9・25得点)。

要因は練習グラウンドの大きさにある。校内に専用グラウンドがなく、平日は25×50メートルの芝のスペースが練習場。守備練習は内野ノックしかできない。そのハンディを乗り越えるべく、トスバッティングやネットで仕切られたケージでマシン打撃に励んできた。矢崎蒼空(そら)主将(3年)は「ここでは外野のノックができないので、打撃練習に力を入れてきた」と自信をのぞかせる。

昨夏は西東京に区分されて初の8強。今年はその上を目指す。

「目標は優勝。秋も春も、日大三や国学院久我山などの強豪と戦う前に負けてしまった。1戦1戦集中して上を目指したい」

自慢の打撃力で、初戦の東都対決を制し、夏の甲子園初出場へ弾みをつける。【藤塚大輔】