第104回全国高校野球選手権静岡大会の開会式が3日、草薙球場(静岡市)で行われた。コロナ禍で3年ぶりの開催となった式典には、109校107チームの選手らが参加。選手宣誓は、東海大静岡翔洋の星野優輝主将(3年)が務め、全力プレーを誓った。また新居、佐久間と3校連合チームで出場する熱海は、土石流災害からちょうど1年を迎えた地元への思いを胸に、堂々と行進した。1回戦43試合は9、10日に県内10球場で行われる。

東海大静岡翔洋の星野優輝主将(3年)が務めた選手宣誓は以下の通り。

<選手宣誓全文>

宣誓、2年前、私たちは、夢と希望を胸に高校野球の世界に足を踏み入れました。しかし、入学して間もなく、コロナという大きな壁が私たちの前に立ちはだかります。満足に野球ができない、学校へ通うこともできない、先の見えない日々を強いられることになりました。あれから2年、野球ができない苦しさや悔しさを経験した私たちですが、今は大きく成長した姿で、最後の夏を迎えることができています。仲間たちと共に流した汗と涙、これまで歩んできた道は間違っていなかったと、このグラウンドで証明します。多くの方の支えがあり、野球ができていることに感謝し、1球1打に青春の思いを込めて、1人1人の希望を星につなぐために、全力でプレーすることを誓います。

令和4年7月3日、東海大学付属静岡翔洋高等学校野球部主将 星野優輝