第104回全国高校野球選手権北北海道大会(14日開幕)の組み合わせ抽選会が7日、大会会場となる旭川スタルヒン球場で行われた。

【展望】

春センバツ出場のクラークが優勝候補最有力だ。左腕の山中麟翔投手(3年)、右腕の辻田旭輝投手(3年)ともに安定感がある。4番麻原草太捕手(2年)を軸に打線も強力だ。開幕ゲームで釧路明輝との対戦が決まり白取太郎主将(3年)は「今までやってきたことを出し切る発表会だととらえている。支えてくれたすべての方への恩返しのためにも、しっかり優勝して甲子園に出場したい」と意気込んだ。

昨夏準優勝の帯広大谷は9年ぶりの甲子園をかけ、初戦は大会2日目の第3試合で稚内大谷とぶつかる。火ノ川優作主将(3年)は「先輩たちの分も借りを返せるように」と気合を入れた。

昨夏4強で3年ぶりの甲子園を狙う旭川大高は、初戦で帯広緑陽との対戦が決定。同じく昨夏ベスト4の滝川西は網走南ケ丘との対戦が決まった。

そのほか、37年ぶり北北海道大会制覇で古豪復活を目指す旭川龍谷、14年以来2度目の聖地を狙う武修館、今年4月新たに就任した亀田直紀監督(35)率いる白樺学園など、16校が甲子園をかけた戦いに挑む。