日大三はエース左腕・松藤孝介投手(3年)が13奪三振1失点で完投。快勝を収め、8強進出を決めた。
松藤は130キロ台前半の直球に加え、110キロ台のスライダーとチェンジアップをコーナーに投げ分けた。2回に中犠飛で1点を失ったものの、9回を投げきり、被安打2、四死球1、奪三振13で1失点完投勝利を挙げた。
打線は2回表に創価先発の最速146キロ右腕・杉江敏希投手(3年)から2死満塁のチャンスを作り、3番・富塚隼介内野手(3年)の右中間を破る走者一掃の適時二塁打で3点を先制。その後も着実に得点を加えた。
高校入学後、練習試合を含めて初完投となった松藤は「(完投は)ピッチャーの醍醐味(だいごみ)」と笑顔で汗を拭った。今春までエースナンバーを背負った矢後和也投手(3年)に代わり、この夏から背番号「1」を背負う。「矢後がいないとダメと言われるのではなく、この夏を通じて、エースが松藤で良かったと思ってもらえるような投球をしたい」。エースの自覚を胸に、これからも腕を振る。
勝利した日大三は、26日に神宮球場で桜美林との準々決勝に臨む。19年夏にも準々決勝で同校と対戦し、その時は4ー6で敗れた。3年前の雪辱を果たし、18年夏以来、4年ぶりの甲子園を目指す。

