阪神矢野燿大監督(53)の母校の桜宮は完敗だった。3回までに7失点。4回以降は失点しなかったが、7回コールドゲーム。主将の山本昂奨捕手(3年)は2投手をリードし、「強気で行こうとして空回りした。中盤から、うまくスライダーを使えた」と前を向いた。

6月から練習試合で「ミスガッツ」を採用。失敗した時にガッツポーズして前を向く儀式で、「ピンチはチャンス」と強調する矢野監督さながらだ。北風和樹監督(61)は「気持ちで停滞する者が今年は多かった。成果もあった。3回戦で0-5から逆転してくれた」と成長に目を細めた。