2年連続20回目の夏甲子園出場を決めた横浜(神奈川)が28日、横浜市内の同校グラウンドで練習を行い、“甲子園対策”をスタートした。村田浩明監督(36)は「今朝、『甲子園で勝ちにいく』というミーティングをしました。気を引き締めました」と力を込めた。

ライバルを破っての神奈川連覇に、OBたちからの祝福メッセージが続々と届いた。村田監督は「松坂さん、日ハム近藤健介をはじめとしてたくさん届きました」。その数480件。指揮官は笑顔を見せたが、喜びは一瞬だ。熱戦となった前日27日の決勝から一夜。この日は練習を休みにすることも考えたが、打撃を中心に汗を流した。神奈川大会で生まれた課題克服のためだ。村田監督は「バッティングだけはどうしてもやりたかった。勝って反省をするチームなので」。決勝の東海大相模戦。相手の好投手、庄司裕太投手(3年)を前に5安打1得点に抑えられた打線の課題克服に着手した。

最高気温33度の炎天下の中、ナインは長袖の練習着を着用し練習に励んだ。全ては甲子園での勝利のため。春夏連覇を達成した98年以来、24年ぶりの夏全国制覇に挑む。