有田工の8番山口洸生外野手(3年)が、得意の両打ちで翻弄(ほんろう)した。

4回1死走者なしの場面。相手左腕に対して右打席に入りまず1球、その後は左で2球、右で4球を投げさせ、7球目で遊ゴロだった。

意図については「本当は1球ごとに打席を変え出塁しようと思っていたが、審判さんから制限がかかってしまいできなかった」という。それでも、幻惑のスイッチ打法で「とにかくバントの構えをして、投手を前に出させてスタミナを削るとか、野手の動きを見ていました」と食らいついた。

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