阪神ドラフト4位の帝京長岡・茨木秀俊投手(18)が31日、新潟・長岡市内の同校で指名あいさつを受けた。阪神からは畑山俊二統括スカウト、担当の筒井和也スカウトが訪問した。

指名あいさつを受けた茨木は大きな目標を掲げた。「最終的には最多勝投手になりたい」。しかし、焦らない。直球の最速は147キロ。「スピン、球の切れはまだ甘い。伸びのある直球を投げたい」と、1年目は体力アップに励む意向だ。「高校時代のあこがれの場所。1日でも早く投げ投げたい」と本拠地・甲子園のマウンドを視野に入れながらも、プランは堅実だった。

北海道出身だが、芝草宇宙監督(53)を慕って見知らぬ土地にやってきた。愛弟子の阪神4位指名を「人気球団から指名されてうれしい」と喜ぶ同監督は、「体が一回り大きくなれば、球は伸びる」と伸びしろに期待した。プロの世界に飛び込む茨木は、気持ちを引き締める。「プロ野球選手になるという実感と責任感が生まれた」と話した。