東海大菅生(東京)が、2年ぶり5度目の出場に安堵(あんど)した。
前日26日、若林弘泰監督(56)が、部員への体罰で解任。16年からコーチを務めている東海大菅生OBの上田崇コーチ(29)の監督就任が発表されたばかりだったが、無事に出場校として選ばれた。渡辺奏楽主将(2年)はかねて「日本一を目標に掲げ続けているけど、とれていない。そのチャンスがあるので、全力で向かっていきたい」と話し、この冬は甲子園の頂点だけを見つめ練習と向き合ってきた。
最速148キロの剛腕、日当直喜投手(2年)を中心に粘り強い打線で、東京大会は圧倒的な力で優勝した。しかし、明治神宮大会では初戦で広陵(広島)に2-6で敗戦。「パワー不足」を一番の課題に挙げ、12月の強化合宿では、ウエートや体幹トレーニングを増やしパワーアップ。長打力に磨きをかけ春に備える。
今年こそは、日本一を。そんな思いの中、グラウンド外では慌ただしかった。今月、週刊誌の報道で若林監督による部員への体罰問題が明らかになり、20日の日本学生野球協会の審査室会議で、体罰と報告義務違反のため若林監督が昨年12月5日から4カ月の謹慎。宮原上総部長(33)は報告遅れのため昨年12月5日から1カ月の謹慎処分。しかし、センバツ運営委員会では、変わらずセンバツ推薦校として扱う、としていた。
新体制として臨む甲子園。出場が決まり、選手たちも心機一転。甲子園の頂点を目指す。

