昨秋の北信越王者が、初戦で散った。

北陸(福井)の友広陸投手(3年)は、6回3失点で降板し「序盤から(投球が)荒れてしまった。思うように投げられなかった」と悔やんだ。

声出し応援が解禁された今大会。昨夏も、県大会など、大舞台でエースを務めていたが「(相手の)応援、場の雰囲気に流されてしまった」と、戸惑いがあったことを明かした。

一方で、応援は力にもなっていた。

同校野球部では「声の大きさは想いの大きさ」をスローガンに掲げている。

攻撃時は「We are 北高」と叫んで開始し、得点すれば「パラダイス銀河」でくるくる回るダンスを披露。独自の応援で、選手の士気を高めた。

友広は「応援聞こえてて、力になった。結果を出して恩返ししたかった」と話した。

次の目標は夏の甲子園。「甲子園は良い思いも悔しい思いもできる場所。まだ夏があるので、夏で取り返して優勝を目指したい」と力を込めた。

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