第95回記念選抜高校野球大会(甲子園)に出場するクラークは23日、滋賀県内で練習を行った。

雨の影響でこの日甲子園で予定されていた試合はすべて順延となり、沖縄尚学との初戦は25日に延期となった。練習では打撃を中心に汗を流した。4番で起用される可能性が高い麻原草太捕手(3年)は「ミート力も上がってきて、とてもいい打球がいくようになった。いい感じで仕上がっていると思う」とうなずいた。

相手右腕、東恩納蒼投手(3年)に対する対策はバッチリだ。この日はマシンを2カ所設置し、140キロ近い速球と鋭く曲がるスライダーを想定した打撃練習を行った。麻原は「センター方向を意識して」とバットを振り込んだ。いよいよ25日に迫った初戦へ「クラークの4番として、チームのために1つでも多く塁に出て貢献したい」と語気を強めた。