広陵(広島)が海星(長崎)を逆転で破り、13年ぶりの8強入りを決めた。

2回に2点を先制されたが5回に1点、6回に1点を挙げ同点。7回1死一、二塁から敵失で勝ち越した。プロ注目のスラッガー、真鍋慧内野手(3年)は3打数無安打1四球だった。

先発の高尾響(2年)は序盤は制球に苦しんだが6回以降は無安打の好投。10三振を奪い6安打2失点で完投した。

中井哲之監督は春夏甲子園36勝目。尾藤公監督(箕島)を抜き単独11位となった。同監督は「選手が粘って頑張ってくれた。厳しい戦いでした」と話した。広陵は準々決勝で専大松戸(千葉)と対戦する。

海星は2回に2点を先制も追加点を奪えず7年ぶりの8強を逃した。先発の吉田翔は広陵の強力打線を相手に好投を見せたが、中盤以降につかまり逆転を許した。