センバツ8強が出そろった。東海大菅生(東京)は最速150キロ右腕のエース日当(ひなた)直喜投手(3年)が119球、7奪三振で沖縄尚学に完封勝利。器用な指先を持ち、多彩な変化球で相手打線を翻弄(ほんろう)。21年春以来2年ぶりに準々決勝進出を決めた。連覇を狙う大阪桐蔭は、スクイズで挙げた1点を守り抜いて能代松陽(秋田)に勝利。報徳学園(兵庫)は東邦(愛知)とのタイブレークを制した。昨夏優勝の仙台育英(宮城)は龍谷大平安(京都)に快勝した。

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◆連続1-0 センバツでスコア1-0が同日に2試合続いたのは、08年3月26日の○華陵-●慶応、○沖縄尚学-●聖光学院以来15年ぶり。この時は2試合とも1回表の1点を守る「スミ1」完封だった。

◆スコア1-0 センバツ史上で見ると最も多いスコア。1-0は大会通算154度目となり、最多の3-2と並んだ。次いで2-1が152度ある。

◆1-0完封投手 センバツでスコア1-0の完封勝利投手は、21年の小園健太(市和歌山商)が県岐阜商でマークして以来。東京のチームでは12年の中村祐太(関東第一)が別府青山戦で記録して以来となる。

【センバツ】8強出揃う 大阪桐蔭、仙台育英、報徳学園、東海大菅生がベスト8/スコア詳細