木更津総合が中央学院に競り勝ち、4年ぶり8回目の関東大会出場を決めた。

先発の2年生エース、石沢順平投手が6回を2安打1失点。「最少失点に抑えられてよかったです」とチームを勝利に導き、笑顔を見せた。

チームの信頼を背に、投げきった。初戦の流経大柏戦に先発するも、緊張から4回1/3を投げ4失点。「今日はリラックスして緊張せずに投げられました。満足のいくピッチングだったと思います」。マウンドでは笑顔を絶やさず、1球1球に集中。自信のあるスライダーを軸に、ピンチにも強気に投げきった。

昨秋は背番号12でベンチ入りも、出場機会はなかった。大会後、五島卓道監督(68)のアドバイスでサイドスローに転向。「コントロールがつけられるようになった」と、課題を克服。安定感抜群の投球で、練習試合で結果を残し、春から背番号1を背負う。

大会中は、先輩たちから「順平が投げていたら、打たれる気がしないよ」と声をかけられ、信頼も手にした。明日は決勝戦。「自分の結果よりも、チームが勝てることだけを考えて、チームのためになる投球をしたいです」。エースらしく、胸を張った。