今春センバツ8強の専大松戸が、新潟明訓と練習試合を行った。今秋、ドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕の平野大地投手(3年)が先発し、7回1安打無失点と好投。4回には自らのバットで満塁弾を放つなど投打で躍動し、夏の大会前、最後の実戦登板を勝利で締めくくった。

初回、わずか8球で3者凡退に打ち取り、迎えた2回。先頭に右中間へ運ばれると「今日は失点しないのが課題だったので」と、一気にギアを上げた。後続を力のある真っすぐで2者連続三振、左飛でピンチを切り抜け、5回には3者空振り三振で抑えるなど、2回から6回まで、毎回の9奪三振。この日の最速は148キロだった。「この状態で夏の大会を迎えられたら。あとは気持ちを出して投げていければと思います」と、好調をアピールした。

この試合は4球団、5人のスカウトが視察に訪れた。オリックスの岡崎スカウトは「バランス良く投げられていて、ストレートに強さが出てきた。しっかり状態を上げてきている。夏の姿がとても楽しみになってきましたね」と評価した。

この後に昌平とも練習試合を行い、4-0で勝利した。夏の千葉大会8日に開幕。11日に検見川と土気の勝者と初戦を戦う。

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