関根学園は逆転で新潟北に11-4の7回コールド勝ち。3本塁打を含む15安打と打線に火がついた。猛攻の口火を切ったのは6番の深沢好誠三塁手(3年)だった。1-3の4回裏、先頭で打席に入ると高めの直球を右翼席に運ぶ。「打った瞬間、行ったと思った」。逆風を突いた公式戦初本塁打が、沈み気味だったベンチのムードを一変させた。
この回、「深沢さんの1本で盛り上がった」と言う8番池田栞太捕手(1年)が1死後、左翼に同点ソロ。続く5回は7番唐沢旬右翼手(3年)の右翼への2ランなど6安打で一挙7点で勝ち越し、突き放した。 チームを乗せた深沢は自身も勢いづき、4打数4安打で3打点をマーク。今春は4番も、夏は6番に下がった。それでも「出た走者をかえすのは同じ」と役割を自覚する。冬場には1日1000球をノルマに打ち込んできた。「その成果が表れた」。猛打の土台に夏を乗り切る手応えを感じ取った。【斎藤慎一郎】
○…新潟北・主将の山田和輝(かずあき)遊撃手(3年)は「ロースコアを想定していた。最後は相手の力が上回った」と悔し涙を流した。3回まで3-1と善戦も、4回以降に3本塁打を浴びるなど力負けした。「悔しいけど3年間やってきて良かった。楽しかった」と最後は充実感を胸に高校野球を終えた。

