第105回全国高校野球千葉大会が8日、開幕した。

習志野吹奏楽部120人の演奏に合わせ、八千代松陰、相沢海来選手(3年)の先導に続き、165校(148チーム)、2713人の選手が行進。全選手がZOZOマリンスタジアムのグラウンド上にズラリと整列し、開会式を迎えた。

「宣誓!」選手宣誓で柏陵の今井俊輔主将の大きな声がスタジアムに響き渡った。今井は「それまでめちゃくちゃ緊張していたんですが、大きな声で『宣誓』と叫んだら、一気に緊張が飛んで、楽しくなっちゃいました」と、最初は自分で考え「チームメート、顧問の先生たちに修正してもらった」という宣誓文を、スラスラと読み上げた。

「これまでの苦難を乗り越え、今、自由に野球ができていること、毎日指導してくださる先生方、日々支えてくれる家族。応援してくださる方々への感謝の気持ちを胸に試合終了のサイレンが鳴るまで全力で戦い、私たち高校球児が千葉県に感動、勇気そして笑顔を届け、高校野球の輝きを取り戻します」。この日、母親から「自分が主役だと思ってやりなさい」と、送り出された言葉の通り、開会式の主役を見事に勤め上げ、「120点の出来です!」と笑顔で締めくくった。

この後、ZOZOマリンスタジアムでは13時より、船橋古和釜-袖ケ浦の開幕試合が行われる。