東筑が北筑を3-1で下し、4回戦進出を決めた。
元ダイエーでプレーし、89年夏に仙台育英(宮城)で甲子園準優勝した大越基氏(52=現早鞆監督)を父に持つ大越塁捕手(2年)が巧みなリードで、エース尾形篤志投手(3年)を1失点完投勝ちへと導いた。大越塁は「リードがうまくはまってくれた。打たせて取ることができた」と笑顔で振り返った。
雨天順延で4日繰り下げで行われた一戦。大越塁はスマホアプリの見逃し配信を視聴し、北筑打線を徹底的に分析する時間に充てた。「(北筑は)早打ちしての傾向があった。バットの芯を外す配球を考えた」。尾形は「(大越塁に)投げろと言われた(笑い)」というカットボールを多投。打者の手元で小さく変化させ、9回93球を投じ3安打1失点。奪った三振はわずか3で、テンポ良く打たせて取った。
大会前、大越塁は大好きだった母方の祖父雅憲さんを6月30日に亡くした。77歳だった。生前に交わした最後の約束は「甲子園出場する」。「(雅憲さんと)家が近くて週末とかおじいちゃんの家に行って、野球について語ったりするのが大好きだった。捕手の楽しさもおじいちゃんから教わりました。そのためにも、甲子園でプレーする姿を見せたい」と誓った。

